胴・袖・草摺まで全身を揃えた鎧飾りは、威糸と小札の織り成す造形が、どこか旋律を思わせる美を生み出します。細部にあしらわれた鹿革や組み紐の結びがしなやかな調和を築き、重厚でありながらも品格ある美の流れを宿す作品です。