初代

今村善次郎

大正14年:京都 東山連峰の麓 永観堂町にて京の伝統を引き継ぎ、錺甲冑師 今村善次郎により平安住一水の錺甲冑作りは始まりました。
以来、技術は代々受け継がれさらに磨かれたものとなり現在に至っています。

第二代

澤井 清一

昭和11年4月:錺甲冑師今村善次郎のもとで甲冑制作の技術習得の道に入る。
昭和42年8月:技術後継者として、錺甲冑師第二代 平安住一水となる。
昭和58年10月:式正鎧の全工程を手掛け、特に甲冑の主要部の制作においては、基本に忠実で高度の技術を有しているとして、京都府知事より京都府伝統産業優秀技術者として表彰を受ける。
平成7年8月:社団法人日本人形協会より業界功労賞の表彰を受ける。

京都府知事表彰を受彰した伝統工芸技術者により組織される京都府匠会に所属し、さらに技術の研鑽に励むとともに、毎年京の名エ展など数々の作品展に伝統工芸品を出展している。また、独自の作風を追求するかたわら、後進の育成指導にも尽力する。

第三代

今村 勝男

昭和33年3月:家業見習いの傍ら甲冑制作の技術習得に努める。
平成2年3月:伝統の技法を守りながらも常にその技術、技法及び原材料の調査研修を行い、技術、品質の維持向上を図っていることが認められ、経済産業大臣認定伝統工芸士の資格を得る。
平成13年8月:技術継承者として、錺甲冑師第三代 平安住ー水となる。
同 社団法人 日本人形協会より業界功労賞の表彰を受ける。

伝統工芸士全国大会の作品展などにも積極的に出展し、技能の研鑽に努めて精励し、より格調の高い美しい作品 の制作を心掛けている。

第四代

今村 達人

平成7年:6月父、第三代平安住ー水に師事、甲冑制作の技術習得に努める。
平成19年7月:技術継承者として、錺甲冑師第四代平安住一水となる。
平成22年2月:経済産業大臣認定伝統工芸士の資格を得る。

代々受け継がれた伝統の技術を生かし、幅広い作品の制作を手がける。
新しい作品の制作にも積極的に取り組むなど、常に技能の向上に努め、より洗練された伝統美の表現を目指している。